初めての共同作業
次のデートは、Tさんと一緒に料理教室に行くことに決めた。
「一緒に何かを作るって、すごく楽しそうじゃない?」
彼に提案したとき、Tさんもすぐに「面白そうですね!」と乗り気だった。
当日、待ち合わせ場所に着くと、Tさんはいつも通りの穏やかな笑顔で迎えてくれた。その笑顔を見た瞬間、私の中の不安は消え去り、ワクワク感だけが残った。
料理教室でのひととき
教室のテーマは「季節の野菜を使った簡単レシピ」。講師の先生が丁寧に説明してくれる中、Tさんと一緒に包丁を握り、具材を切り分けていく。
「意外と手際いいんですね!」
「いやいや、普段はほとんど料理しないので緊張してます。」
そんな会話を交わしながら進める料理は、普段の食事作りとは違って特別な時間だった。
見えた新たな一面
作業をしている中で気づいたのは、Tさんの几帳面さだった。
「ここ、もう少し細かく切った方がいいですよね?」
細部にまで気を配る姿勢が印象的で、その慎重さが彼の誠実さを物語っているようだった。
一方で、私が少し手順を間違えると「大丈夫ですよ、あとで調整すれば問題ないです」とすぐにフォローしてくれる優しさも感じられた。
「この人となら、どんな困難も乗り越えられそう。」
そんなことをふと思った。
完成した料理を囲んで
教室の最後には、二人で作った料理を試食する時間があった。
「美味しいですね!」
「本当に、ちゃんと形になってよかったです。」
達成感と一緒に、共有する喜びを感じた瞬間だった。Tさんの笑顔がさらに魅力的に見えた。
デートの帰り道
料理教室を出た後、帰り道を歩きながら次の計画について話した。
「またこういうアクティブなデート、したいですね。」
「そうですね。次はどこに行きましょうか?」
Tさんとの関係が少しずつ深まっていることを実感しながら、新しい出会いに感謝する気持ちが湧いてきた。
次の記事では、Tさんとのさらに進展したエピソードをお届けします!