それから何度か楽しいデートを重ねて、数週間経った頃…
告白の日
それは、穏やかな夕方のことだった。Tさんと二人で公園を歩いていたとき、彼が突然立ち止まった。
「Yo子さん、少しお話ししたいことがあるんです。」
いつもと少し違う真剣な表情に、私の心臓は高鳴った。
「これまで何度もお会いして、あなたといる時間が本当に楽しいと感じています。もっとあなたのことを知りたいし、これからも一緒に過ごしたいと思っています。僕とお付き合いしていただけませんか?」
その言葉を聞いた瞬間、胸が熱くなった。言葉を選びながら真剣に伝えてくれる彼の姿に、自然と笑顔がこぼれた。
「私も同じ気持ちです。これからよろしくお願いします。」
お互いの気持ちが通じ合った瞬間、夕焼けが公園を優しく包み込んでいた。
初めての”恋人”としての時間
告白を受けてから初めてのデートは、Tさんが計画してくれた。
「いつものカフェもいいけれど、今日はちょっと特別な場所に行きましょう。」
連れて行ってくれたのは、静かなレストラン。美味しい料理を楽しみながら、お互いのことをもっと深く話すことができた。
「改めて、ありがとう。これからの時間を一緒に作っていけることが楽しみです。」
Tさんが照れながら言ったその一言が、私にとって何よりも嬉しかった。
新しい関係の中で
お付き合いが始まってから、これまで以上にお互いを理解する時間が増えた。
Tさんの穏やかさや気遣いはもちろん、時々見せるお茶目な一面にも心が和む。そんな彼との時間が、私の日常をより豊かにしてくれている。
一方で、お互いの違いを感じることも少しずつ出てきた。でも、それも含めて乗り越えていけると思えるのは、Tさんの誠実さを信じているからだ。
婚活が教えてくれたこと
Tさんとのお付き合いは、婚活を通じて得た一つの大きな成果だと感じている。
婚活を始めた頃は、理想の相手を追い求めてばかりだった。でも、実際に出会いを重ねる中で、相手と一緒に歩むことの大切さを学んだ。
Tさんとの新しい関係を大切にしながら、これからの未来を二人で築いていきたい。
次回は、Tさんとのお付き合いの中で気づいたことや、新たなステップについて書きたいと思います!