初めてのマッチングアプリとの出会い
ある日の夜、SNSを見ていたらふと目に留まった広告。「今話題のマッチングアプリで素敵な出会いを!」というキャッチコピーに、少しだけ心が動いた。
「これってもしかして、私にも可能性あるのかな?」
30代になって、日常の中で新しい出会いが減ったことを実感していた私は、勢いでアプリをダウンロードしてみることに。半分興味本位、半分本気という気持ち。
プロフィール作成の壁
アプリを開いてみると、最初の難関がやってきた。プロフィール作成。
名前や年齢、趣味、仕事、そして自己紹介文まで、細かく記入する必要がある。「どんな写真を使えばいいんだろう?」と、スマホのアルバムをひっくり返しながら、悩みに悩む。
自己紹介文は特に難しい。ありのままを書くべき?それとも少し盛るべき?
結局、無難な文章に落ち着いた。
初めてのスワイプ
プロフィールが完成すると、次は「スワイプ」の世界が待っていた。
「右にスワイプでいいね、左でスキップ」
アプリの説明を読みながら、ドキドキしながら画面を指で滑らせる。写真の中の人たちに「いいね」を送るのは、思った以上に緊張する。
「これって、私も評価される側なんだよね…」
そんな不安もありつつ、何人かにいいねを送ってみることに成功した。これが新しい世界への第一歩。
初マッチングの喜びと不安
しばらくすると、アプリから通知が。
「マッチングしました!」
思わず声が出るほど驚いた。そしてちょっとした喜びも湧いてきた。
「こんな私でも、誰かが興味を持ってくれるんだ…!」
でも、その一方で不安も。「この人、どんな感じの人なんだろう?」とか、「どんなメッセージを送ればいいんだろう?」とか、頭の中でいろんなシミュレーションが始まる。
新しい世界へのスタート
初めてのログインから、数時間でこれだけの感情が渦巻くなんて、思ってもみなかった。
ワクワクと不安が入り混じる中、私のマッチングアプリ生活がこうして始まった。この先、どんな出会いが待っているのか?それはまだ分からないけれど、新しい一歩を踏み出した自分に少しだけ誇りを持っている。