デートが決まった日の夜
Tさんとの初デートが決まった日、私は嬉しさと同時に、どこか緊張感に包まれていた。
「久しぶりのデートだなあ…」
Kさんとの婚活が終わってから、少し距離を置いていた私にとって、このデートは新たな一歩でもあった。
その日の夜、私はお気に入りのノートを開き、デートの計画を立て始めた。
何を着て行こう?
まず頭に浮かんだのは、服装のこと。
「やっぱり第一印象が大事だよね。」
クローゼットを開けては閉め、試着してはため息。結局、シンプルなワンピースにジャケットを羽織るという無難なコーデに落ち着いた。
でも、この「無難さ」が一番安心できる。私らしさを忘れない程度におしゃれを楽しむ。それが今の私にはちょうどいい。
デートの場所はカフェ
Tさんが提案してくれたのは、駅近の落ち着いたカフェだった。
「美味しい紅茶が有名らしいですよ」と教えてくれたその言葉に、ほんの少し心が軽くなった。
紅茶が好きな私にはぴったりの場所。それだけで、少しTさんに親近感を覚えた。
「もしかして、この人とは波長が合うのかも?」
期待とともに、デートの日が近づいてきた。
自分との対話
デート前日、私は少しだけ立ち止まって考えた。
「緊張しているけど、それって悪いことじゃないよね。」
過去の婚活の経験があるからこそ、次に進む勇気を持てている。それに、Tさんとはゆっくりと歩み寄っていけそうな気がしている。
自分にプレッシャーをかけすぎず、素直な気持ちで楽しむこと。それが今回の目標だった。
デート当日の朝
そして迎えたデート当日。緊張感とともに、心の中に小さなワクワクが広がる。
「今日はどんな一日になるんだろう?」
鏡の前で服を整えながら、小さな笑顔を浮かべた。新しい出会いに期待しながら、私はカフェへ向かう準備を整えた。
次回は、Tさんとの初デートのリアルなエピソードをお届けします!