公園デートの始まり
待ち合わせ場所は駅前の広場。Tさんは約束の時間より少し早く着いていた。
「こんにちは!今日はいい天気ですね。」
私に向けられるその穏やかな笑顔に、少しだけ緊張がほぐれる。
近くの公園へ向かいながら、初デートのときよりも自然に会話が弾んでいった。季節の花が咲き誇る公園の中を歩きながら、話題は趣味や仕事、そして休日の過ごし方に広がった。
Tさんの意外な一面
公園を歩いている途中、Tさんがふと足を止めた。
「この木、なんだか面白い形をしてますね。」
その木の枝ぶりを見上げるTさんの横顔が、どこか少年のようで、今まで見てきた落ち着いた雰囲気とは違う一面を垣間見た気がした。
「普段からこういう自然が好きなんですか?」
「はい。実は休日には植物園に行ったりもするんです。」
意外な趣味に、私も思わず「いいですね!」と答えていた。自然を愛するTさんの優しさが、少しずつ伝わってくる。
心の距離が少し縮まる
ベンチに腰掛けて休憩しながら、今まで以上に深い話ができた。
「実は、僕、人見知りだからこうやって話すのも慣れるまで時間がかかるんです。」
「それでも、初デートのときより今日の方がずっと自然に感じますよ。」
私の言葉に、Tさんは少し照れたように笑った。その笑顔を見て、少しずつお互いの心の距離が縮まっているのを感じた。
デートの終わりに
公園を出る頃には、楽しい時間があっという間に過ぎていた。帰り際、Tさんがこんな言葉をかけてくれた。
「今日は本当に楽しかったです。また次もどこか行きませんか?」
その言葉に、「また会いたい」と思える気持ちが自然と湧いてきた。
今回のデートで、Tさんの新たな一面を見ることができた。それは、自然体でいられる優しさと、少しずつ心を開いてくれる誠実さだった。
次回は、Tさんとの関係をさらに深めるための新しい計画について綴ります!